現在入れ歯を使用されている方、或いはこれから入れ歯を作ろうと思っている方、入れ歯はどのくらいもつと思いますか。1年ですか。3年ですか。5年以上もつと思いますか。当院でお作りになった保険外の義歯を10年或いは20年使用している方は沢山いらっしゃいます。入れ歯を作り直すにはいろいろな理由があります。入れ歯そのものが壊れてしまう場合。バネをかけていた歯が抜けてしまったり、或いはかぶせ直しをしなければいけなくなった場合。或いは残っている歯の何本かが抜けてしまった場合などが考えられます。
保険で作る入れ歯はプラスティックで出来ていてその中に金属製のバネなどを埋め込むため、その部分から壊れてしまう場合が多いのです。またプラスチックそのものが割れてしまう場合もあります。このような破損に対しては金属を使用し、一体化させることで強度が増し破損を防ぐことができます。残っている歯が抜けてしまったり虫歯で形が変わってしまう場合は、お口の中のお手入れすなわち歯磨きや定期検診をすることで歯周病や虫歯を予防することができます。
大学病院の入れ歯の専門医でも、お口の中の良好な状態を維持するには、入れ歯は10年単位で作り直す必要があるとおっしゃっております。しかし、当院の患者さんのご使用になっている入れ歯は、10年20年経っても作った時と同じように機能しております。適切な設計をし、丈夫な材料を使えば入れ歯自体が壊れることはありません。あとは、患者さんがお手入れをしてくださることで、残っている歯を抜くこともなく入れ歯の寿命はどんどんと伸びることになります。
また最近ではレーザー溶接によりバネの交換や増設が可能となり、修理によって新品同様に生まれ変わります。
費用的に見ても、審美的なセラミックを用いたブリッヂでもインプラントでも歯が1本欠損している場合約35万円位掛かり、欠損歯数が増えれば費用も増えていくのに比べ、入れ歯の場合欠損指数に関わらず費用は変わりません。尚入れ歯の種類、材質により費用は異なります。
1.丈夫で壊れにくい。
2.違和感が少なく、装着感が良い。
3.多少欠損歯数が増えても修理して
使用出来る。
4.インプラントやブリッヂよりも費用が
掛からない。